レッドウィング(REDWING)といえばワークブーツの代名詞的メーカですね。
なかでもアイリッシュセッターは不動の人気を誇るレッドウィングの看板モデルです。
そんなレッドウィングのアイリッシュセッターの特徴やおすすめモデル5選を解説します!
この記事はこんな人におすすめ!
レッドウイングのアイリッシュセッターについて詳しく知りたい
レッドウイングのアイリッシュセッターのおすすめモデルを知りたい
・レッドウィング アイリッシュセッターの特徴
・レッドウィング アイリッシュセッターおすすめモデル5選
上記3点から解説していきます。
レッドウィングのアイリッシュセッターについて解説します!
レッドウィングのサイズ感やサイズ選びの目安などをはこちら!
レッドウィング アイリッシュセッターについて
レッドウィング(REDWING)
レッドウィングはアメリカミネソタ州にて1905年創業のワークブーツメーカーです。
日本では80年代後半から「アメカジブーム」でワークブーツの代名詞的存在です。
「アイリッシュセッター」や「エンジニアブーツ」「ペコスブーツ」「ロガー」など様々なモデルが存在します。
どのモデルにも熱狂的なファンが多く存在し、ワークブーツを牽引しているメーカーです。
アイリッシュセッターの誕生
レッドウィング(REDWING)が1950年に設立されたのちにクラシックワークブーツを製造します。
販売後、人気を博したのがアイリッシュセッターです。
「アイリッシュセッター」とはレッドウイング(REDWING)がシリーズ化する際に名付けられた名前です。
当時のアイリッシュセッターは毛並みが同名の猟犬の毛並みにレザーの色が似ていた為この名前がつきました。
RED WING(レッドウィング)アイリッシュセッターの歴史
レッドウィング社は1952年に底が平らでクッション性の高い「トラクショントレッド・ソール」をワークブーツ、ハンティングブーツとして男性用のブーツに初めて導入し発売しました。これが8インチ丈のブーツ「#877」です。
このブーツが大人気でバリエーションが広がり、6インチ丈で発売されたのが「#875」です。
1996年に「#875」のバリエーションである「#8875」が生まれました。
以来、「#8875」は日本市場でレッドウィングを代表するブーツとして存在しています。
アイリッシュセッターはワーカー、ハンティング用ブーツとして一躍人気になりました。
レッドウィング アイリッシュセッターの特徴
重厚なアッパーレザーへのこだわり
アイリッシュセッター最大の特徴と言えば、アッパーレザーの「質感」と独特の「色合い」です。
元々レザーの色が猟犬であるアイリッシュセッターの毛並みに似ていたことから名付けられてほどで、アッパーはアイリッシュセッターの象徴とも言えるパーツです。
オロラセットポーテージレザー
誕生初期のアイリッシュセッターは、セコイアの樹皮を使って鞣した「オロラセットレザー」と呼ばれるもので、オレンジがかった赤茶色のアッパーを採用していました。
その後、1990年代後半には赤味の強い「オロラセットポーテージレザー」へと変更されます。
オロレガシーレザー
1990年代当時は、オロラセットポーテージによって失われてしまった当初の色味を求める意見も多かったため、よりオリジナル色に近い「オロイジナルレザー」も並行して製造されました。
現行モデルの「875」に使われている「オロレガシーレザー」は、オロイジナルをルーツとしています。
ゴールドラセットセコイアレザー
「9875」や「9871」、「9850」など多くの復刻版アイリッシュセッターに使われているアッパー素材が「ゴールドラセットセコイアレザー」です。
アイリッシュセッター誕生当時のオロラセットレザーを製造工程から再現しているのが特徴で、セコイアの樹皮から抽出したタンニンを使ってなめしています。
よりクラシックな工法とも言えるタンニンなめしは、その工程によって生まれるナチュラルな色味が魅力です。
型崩れしにくく丈夫、かつ吸湿性に富むなど耐久面でのメリットも多くあります。
アイリッシュセッターの色について詳しくはこちら!
トラクショントレッドソール
アイリッシュセッターを語る上で欠かせないソールです。
別名クレープソールやホワイトソールと呼ばれ、1952年にアイリッシュセッターへ初めて採用されました。
グッドイヤーウェルト製法で取り付けられ、今でもほとんどのモデルにこのソールを使用しています。
悪路を歩いても足音が立ちにくいため狩猟用靴に広く使われました。
アイリッシュセッターという当時のハンティングブーツへ採用されました。
また舗装路でも強いグリップ力を発揮します。
グッドイヤーウェルト製法
グッドイヤーウェルト製法とは革靴の「アッパー」と「ソール」をジョイントする方法のひとつであるグッドイヤーウェルト製法。まず「インソール」に取り付けたテープ状の「リブ」と「アッパー」、「ウェルト」をすくい縫いし、その後「アウトソール」と「ウェルト」を出し縫いする。アッパーとアウトソールを直接縫合せず、ウェルトを介してくっつけているのが特徴です。
抜群の履き心地
履き込むほどに自分の足に馴染んでくるというのもアイリッシュセッターの魅力。これは、トラクショントレッドソールをグッドイヤーウェルト製法で縫い合わせているため。インソールとアウトソールのあいだに敷き詰められたコルクが、歩いたときの圧力によって足裏形状に応じた形へと変化していくのである。激しい動きでも壊れにくい耐久性を実現していることに加え、長年履き込むことでソールが劣化しても、簡単に交換できるのも大きなメリットの一つだ。
防水や防塵を考慮したシュータン
シュータンがアッパーと一体になっている点にも注目したい。足の動かし方によってシュータンがズレないことに加え、ブーツ特有の脱ぎ履きのしづらさを感じにくいのが特徴だ。また、防水性や防塵性も兼ね備えており、アイリッシュセッターが労働靴やハンティングブーツとして重宝されている理由が窺える。
アイリッシュセッターにはレッドウイングのこだわりが凝縮されています。
レッドウィング アイリッシュセッターおすすめモデル5選
アイリッシュセッター「875」
アイリッシュセッターといえばこれという代表的なモデルです。
「875」数あるアイリッシュセッターの中で最初に誕生し、今もなおロングセラーとなっています」。
1990年代に日本でアメカジが大流行したとき火がつき、ブームとなったことで爆発的人気になりました。
キングオブワークブーツと謳われるワークブーツの代名詞は、今もなおアメカジにはなくてはならない存在となっています。
アイリッシュセッター「8875」
オロラセットポテージレザーを使用しており、「875」より赤みの強いカラーリングが特徴です。
レッドウイングと聞いてこのモデルを想像する人も多いモデルです。
ヴィンテージでもあったカラーリングで、履き込んでメンテナンスをしていくと、色合いが沈んできて深みのある赤茶に変わっていきます。
REDWINGで、最も色合いの変化を堪能いただけるカラーとなります。
アイリッシュセッター「9875」
1952年に開発されたオリジナルのアイリッシュセッターを忠実に復刻したモデルです。
モックトゥのディティールやトラクショントレッドソール、猟犬アイリッシュセッターをデザインした犬タグなど細部に至るまで当時のデザインを再現しています。
現在ではタンナーも傘下に収めており、タンニンなめしのナチュラルな色味を楽しめるゴールドラセットセコイアレザーも魅力です。
アイリッシュセッター「9874」
「9874」は茶芯と呼ばれるレザーを再現したクロンダイク使用したモデルです。
表面がブラックに染色されており、履き込んでいくうちに下地の茶色が徐々に露出し、新たな魅力が「茶芯」として見えてきます。
新品時はもちろん、育てていくことで様々な表情を楽しめる飽きの来ない1足です。
アイリッシュセッター「9870」
「9870」はラウンドトゥモデルでアイリッシュセッターをルーツに持ちながらも定番のモックトゥとは一味違った魅力を放つモデルです。
つま先に程よくボリュームを持たせたプレーントゥのシルエットが、ワークブーツながら落ち着きのある雰囲気を出しています。
アッパー素材はブラッククロンダイクを採用しています。
どれもレッドウイングのこだわりが詰まった、末長く履ける一足です。
レッドウィングの看板モデル「アイリッシュセッター」
以上がレッドウィング(REDWING)アイリッシュセッターの特徴とおすすめモデル5選の紹介でした。
レッドウイングの看板ラインアップであるアイリッシュセッターはレッドウイングのモノ作りに対するこだわりが詰まっています。
メンテナンスすれば末長く使用できるので自分だけの一足を育ててみてはいかがでしょうか。
自分だけの傷やシワで、自分だけの一足を育てるのはロマンです。