頑丈なナイロン素材で有名な「コーデュラ」「バリスティック」。
アウトドアやタウンユースでも活躍するタフに使える高耐久でハイスペックなナイロン生地です。
似ている「コーデュラ」「バリスティック」2つナイロン生地の違いや特徴を解説します!
この記事はこんな人に役立ちます!
「コーデュラ」「バリスティック」2つの記事の違いが知りたい。
リュックの素材は「コーデュラ」「バリスティック」どちらがいいの?
・「コーデュラ」「バリスティック」の違いと特徴
・「コーデュラ」「バリスティック」の使用用途
上記3点から解説していきます!
コーデュラとバリティクスの生地の違いや特徴を解説していきます。
コーデュラナイロンについてはこちらの記事を読んでみてください!
「コーデュラ」「バリスティック」2つの生地について
コーデュラナイロンとは
コーデュラナイロンは通常のナイロンの7倍の強度を誇ると言われている高耐久なナイロン生地です。
アメリカの化学メーカー「デュポン社」から分社化した「インビスタ社」が開発した特殊な生地で、様々な衣服やバッグに使用されています。(インビスタ社はデュポン社の傘下ということになります。)
摩耗にも強く耐水性も高いので、実用的なバックパックやブーツ、帽子などに採用されています。
バリスティックに比べコーデュラの方が柔らかく強度が低い場合が多いです。
バリスティックナイロンとは
バリスティックナイロンはデュポン社が開発した生地です。
一般的にはコーデュラナイロンよりもさらに重厚感があり、重く頑丈な生地になっています。
生地の強度は通常のナイロンの5倍と言われていますが、コーデュラナイロンよりも太く重くなっています。
アメリカでは防弾チョッキや防刃ベストなどに使用されており、耐久性はアメリカ軍、警察のお墨付きです。
タウンユース用のバッグやビジネスバッグによく採用されています。
重量が増してしまうのでトレッキング用のバックパックなどには採用されていません。
バリスティックナイロンは必然的に1680デニールほどのものが多いです。1680デニール以下のバリスティックナイロンはあまり触れる機会はありません。
「コーデュラ」「バリスティック」の特徴
デニールについて
デニールとは簡単にいうと、「糸の太さ(重さ)」の単位です。
糸を9000mに伸ばしたときの重さによって、デニールの数字が決まります。
たとえば、9000mに伸ばした糸が1gだった場合、その糸は「1デニール」ということです。
つまり、1000デニールなら、9000mで1000gの重さの糸を使っているということになります。
デニールはよく「D」と表示されます。なので、「1000D』「500D』という表記になります。
「500D」より「1000D」の方が、糸の目が詰まっています。
ですので、「500D」のコーデュラより「1000D」のコーデュラの方が厚く高耐久です。
当然ですが、1000Dのように数値の大きい方が厚く高耐久ですが、全てにおいて素晴らしいわけではありません。
使用する部分によっては、軽くて、しなやかな方がいい場合は「500D」、ひたすら強度を求められる場合は「1000D」もしくはそれ以上ということになります。
「コーデュラ」「バリスティック」の違いと特徴
コーデュラナイロン | バリスティックナイロン | |
製造会社 | インビスタ社(デュポン社の傘下) | デュポン社 |
糸の強度 | 通常ナイロンの7倍 | 通常ナイロンの5倍 |
使用される主なデニール数 | 100〜1000D | 800〜1700D |
生地の重さ | 軽い | 重い |
生地の硬さ | 柔らかい | 硬い |
生地の厚さ | 薄め | 厚め |
目の粗さ | 細かい | 粗い |
ヘビービューティー感 | 弱い | 強い |
値段 | 安め | 高め |
糸はどちらも強いですが、バリスティックのほうがよりデニール数の大きな生地として扱われています。
以上が「コーデュラ」「バリスティック」違いと特徴です。
「コーデュラ」「バリスティック」の使用用途
「コーデュラ」の使用用途
軽くしなやかさが特徴の「コーデュラ」はアイテムから衣服など幅広く使用されています。
コーデュラなら柔らかさと軽さが保たれます。
したがって、帽子やブーツなどのギアやバックパックなどに使用されています。
「バリスティック」の使用用途
硬く超高強度な「バリスティック」は衣服などには向いていません。
アイテムなどに使用されることが多いです。
重く硬いので、アウトドア用のアックパックにはあまり使用されていません。
見た目を重視したタウンユース用のバッグやビジネスバッグになどによく採用されています。
「コーデュラ」「バリスティック」それぞれに短所長所が存在します。
コーデュラ・バリスティック まとめ
以上が「コーデュラ」と「バリスティック」の違いや特徴でした。
どちらもアウトドアやタウンユースなど場所を選ばず、高いタフに使える高耐久な生地です。
それぞれに短所や長所があるので、シーンによって選ぶと良いです。
長く使える高耐久な素材はロマンがありますね!
コーデュラナイロンを使用したダナーライトについてはこちら!