履き込むほどに経年変化が楽しめるのが魅力の「レッドウィング(RED WING)」。
自社管理、自社製造により徹底的にこだわり抜いた革への情熱はレッドウィング社の特徴の一つでもあります。
レッドウィング社の革へのこだわりや革の種類について解説していきます。
この記事はこんな人に役立ちます!
レッドウィングの革の特徴を知りたい!
レッドウィングの革の種類はどれくらいあるの?
・革の種類
・経年変化とお手入れ
上記3点から解説していきます。
レッドウィングの特徴の一つでもある革に着目して解説します!
レッドウィング エンジニアブーツについてはこちら!
レッドウィングの革へのこだわり
自社のタンナー(革のなめし工場)
レッドウィング(RED WING)の歴史を語る上で欠かすことの出来ないのがレザーメーカー「S.D.フィット」です。
「S.D.フィット」は1872年にレッドウイング市に設立された歴史ある企業です。
原皮を新鮮なまま使用するために、牛の死後2~5時間の間になめし処理を行う「フレッシュハイド製法」など手間を惜しまぬ革作りが特徴です。
高い製品づくりへのこだわりに共感したレッド・ウイングは創業当時から同社のレザーを採用していました。
1986年には、レッド・ウイング社の100%出資により子会社化され「選ぶ」から「作る」変化をしました。
自社でタンナーを所有しているブーツメーカーはおそらく「レッドウイング社」だけです。
原皮へのこだわり
ほぼすべての製品は近場のミズーリ州の牧場で育てられた牛革を使用しています。
輸送時に塩漬けなどの処理を必要としないため、新鮮な皮を使用することができるのも魅力です。
徹底的にこだわり抜き、選ばれた革のみを使用するレッドウィング社の高いモノづくりへの意識表れています。」
「MADE IN USA」のこだわり
レッドウィングは現在も「MADE IN USA」にこだわっています。
レッドウィングの本拠地であるミネソタ州レッドウィングは、米国の北中部に位置する小さな街です。
そのため、移民も少ないので職人の入れ替えも少なく、親子3代に渡ってレッドウィングで働く人がいるほどです。
この環境下を守ることを経営哲学としているため、作られる靴のクオリティは非常に高いです。
自社でタンナーを所有しているブーツメーカーはほかに聞いたことがありません!
レッドウイングの革の種類
フェザーストーンレザー
高品質ハイドを選別し、ウルヴェジタブルでジックリなめしたフェザーストーンはレッドウィングの中でも最高級に位置するレザーです。
ベックマンブーツのみに使用されるこのレザーは、高い耐久性と美しさが特徴で、ワーク&ドレスな仕上がりがとても美しいです。
シャパラルレザー
深い光沢を持つシャパラルレザーはいわゆるガラスレザーと呼ばれる種類です。
雨や汚れを弾く程の高い耐久性と耐水性が特徴で、メンテナンスも汚れを軽く拭き取る程度で手入れが簡単です。
しかし近年マイナーチェンジが行われ、艶を抑えたマットな質感に変化しました。
市場には「艶無しの現行モデル」と「艶あり旧モデル」2種類が販売されているので通販の場合は注意が必要です。
エスカイヤ
エスカイヤレザーはレッドウィングの中では比較的新しいラインナップで、キャバリーチャッカ用に開発された高級ガラスレザーです。
ヘファーハイドと呼ばれる出産経験の無い牝牛の革を使用しており、高級感のある強いツヤと履きこむ程に刻まれるキメ細かいシワが特徴です。
ブラッククロンダイク
一昔前は茶色の革でも黒に仕上げる事が出来ましたが、現在は環境保護の観点から強い塗料が使えず、黒いブーツの革はクロームなめしが一般的です。
ブラッククロンダイクは現代で失われた「茶芯」が顔を出す古き良きレザーを再現したレザーです。
エンジニアを筆頭に現在では数々のブラックブーツに使用されているレザーです。
ブラッククローム
クロンダイクと対照的にクロームでなめされた従来のブラックレザーです。
耐久性が高く、クロンダイクと比較して雨や汚れにも強いが、幾ら履き込んでも「茶芯」は現れません。
ただしクロームならではの経年変化を見せるので、補色しながらツヤを出して行くのが魅力のレザーです。
ラフアンドタフ
ラフアンドタフは革の銀面(表面)を擦って加工したヌバックレザーです。
革の裏側を使ったスウェードと違い表面を加工しているのが特徴です。
独特のムラと風合いはドレスやワイルドな一面も合わせ持っています。
どの革もレッドウィングの強いこだわりが感じられます!
経年変化とお手入れ
経年変化
履き込むほどに味が出るのがレッドウィングの魅力です。
レッドウイングの場合、どの種類の革もすべて一級品であり、エイジングにより自分だけの一足がを育てることができます!
しかし、履き込むだけでなく、しっかり手入れをして、履き古しではなくエイジングとして育てることが必要です。
馬毛ブラシ
靴やブーツのお手入れの基本ブラシです。
「馬毛ブラシ」毛質が柔らかく、細かいほこりや汚れを落とすのに最適です。
履いた後は必ずブラッシングするようにしましょう。
オイル
革にはオイルを入れることがとても重要です。
レザーはもともとは動物の皮膚です。なので、乾燥するとひび割れたり、裂けたりすることもあります。
人間も乾燥したら保湿しますよね?それと同じです!
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シュークリーム
オイルと同じで保湿をすることが目的のケア用品です。
「フェザーストーンレザー」「シャパラルレザー」「エスカイヤ」などツヤのあるものはこちらを使ってケアするのがおすすめです。
ミンクオイルやマスタングペーストだとオイルが入りすぎ、型崩れする場合があります。
好みによりますが、ドレスでツヤのある靴に使用するのがおすすめです。
基本的なアイテムはこれくらいです。
あとは「豚毛ブラシ」も持っていてもいいですね!
レッドウイングの高い革へのこだわり
以上がレッドウィング(RED WING)の革の種類と特徴の解説でした。
靴ブーツを製造する上で重要な素材である革はレッドウイングのこだわりのキーパーツですね。
レッドウイングの意識の高いモノづくりがよく表れている部分です。
しっかりメンテナンスをして良いエイジングをしてあげてください。
良いエイジングは傷の一つ一つが愛おしく感じられるはずです!
レッドウィング ベックマンについてはこちら!