ノマドワークでの移動、毎日の散歩、北海道エスコンフィールドでの11km歩行などを積み重ね、累計100km以上歩きました。
スニーカーの購入を検討している時、一番気になるのはこんな疑問ではないでしょうか?
「高い買い物をしても、すぐにクッションがヘタったり、靴底がすり減ったりしないだろうか?」
スニーカーは消耗品です。
長く歩けば当然、ソールの削れやクッションの潰れなどの「ダメージ」が蓄積されます。
では、この860 v15はどうだったのか?
この記事では、100kmという距離を共にしたからこそ分かる、860 v15の「リアルな耐久性と変化」をお伝えします。
この記事はこんな人におすすめです!

「860 v15の購入を検討しているけど、すぐにヘタらないか心配」という人。

「長距離を歩いても疲れにくく、長く愛用できるスニーカーを探している」という人。
・アウトソール(靴底)の摩耗を写真で検証
・アッパーメッシュの傷みと履きジワは?
・クッションは潰れる?50km・100kmでの感覚の変化
・100km歩いて気付いた「唯一の気になる点」
・次は500kmへ。手入れをしながら一緒に歩き続けたい相棒
上記6点から解説します。

結論から言うと、この靴の本当の魅力は「100km歩いてから」現れます!
【比較レビュー】New Balance「860 v15」と「1080 v15」を履き比べた結果、私が選んだのは860だった

結論:100kmは「消耗」ではなく「馴染む」ための助走だった

まず結論をお伝えします。
100km歩いた現在、860 v15は「購入時よりもさらに履き心地が良くなり、見た目の美しさもキープしている」という、最高の状態に仕上がっています。
一般的に、シューズは距離を重ねるにつれてミッドソールにシワが入り、アウトソールも少しずつ摩耗していきます。
しかし、860 v15の耐久性は私の予想をはるかに超えていました。
ただ頑丈なだけではなく、私の足の形や歩き方の癖に合わせて、靴全体が「最適化」されてきた感覚すらあります。
ここからは、各パーツがどのように変化したのか、具体的に見ていきましょう。

100km歩いて削れたのはソールのゴムではなく、靴と自分の足との「距離」でした!
アウトソール(靴底)の摩耗を検証

スニーカーの寿命を最も左右するのが、地面と直接触れるアウトソール(靴底)の摩耗です。
一番摩耗しやすいかかとの外側を見ても、100km歩いたとは思えないほど、パターンの溝がしっかりと残っています。
私の歩き方の癖でほんの少し削れていますが、グリップ力には全く影響がありません。
New Balanceが誇る耐摩耗性に優れたラバー素材「Ndurance(エヌデュランス)」が、しっかりと仕事をしてくれている証拠です。
アスファルト、砂利道、雨上がりの滑りやすいタイルなど、様々な路面を歩いてきましたが、すり減りを気にすることなく、常に安定した足運びをサポートしてくれています。

100km歩いても溝がくっきり!
Nduranceラバーの耐摩耗性は伊達じゃありませんでした!
アッパーメッシュの傷みと履きジワは?

通気性に優れたアッパーのメッシュ素材。ここは汚れが一番目立ちやすく、つま先の屈曲部分から破れてしまうことも多いデリケートな場所です。
屈曲部には足に馴染んだ自然な「履きジワ」が入っていますが、メッシュの破れやへたりは一切ありません。
そして、今でも「新品みたいですね」と言われるほどの美しさを保っています。
特別なクリーニングに出したわけではありません。
その理由は、履き下ろす前の「防水スプレー」と、帰宅後の「30秒のブラッシング」を徹底したからです。
100kmという距離の中には、砂埃が舞う北海道のエスコンフィールドを1日で11km歩き回った日も含まれています。
それでもメッシュの奥に汚れが定着しなかったのは、前回の記事で紹介した日々のルーティンの効果に他なりません。
▶新品みたいと言われる理由|New Balance 860 v15を綺麗に履き続ける私の習慣


破れも頑固な汚れもゼロ!
事前のプレメンテと帰宅後の30秒ブラッシングが、繊細なメッシュの寿命を劇的に伸ばしてくれます!
クッションは潰れる?50km・100kmでの感覚の変化

860 v15の最大の特徴である、ミッドソールの「Fresh Foam X(フレッシュフォームエックス)」。
極上のクッション性をもたらすこの素材ですが、柔らかい素材ほど「すぐにヘタってペチャンコになるのでは?」という懸念がつきまといます。
100km歩いてみて、私の体感としての「疲れにくさ(クッションの反発力)」の変化は以下の通りです。
新品時
・反発感:★★★★★
・柔らかさ:★★★★★
(圧倒的な柔らかさとフワフワ感)
50km時
・反発感:★★★★★
・安定感:★★★★★
(足裏の形に沈み込み、安定感が出始める)
100km時
・反発感:★★★★★
・足への馴染み:★★★★★
(足の一部のようにピタッと吸い付き、全くヘタらない)
100km歩いた正直な感想は、「ヘタるどころか、自分の体重と歩き方に合わせて最高の形に沈み込み、安定感が増した」です。
履き下ろした初日は、その圧倒的な反発力と柔らかさに少しフワフワとした感覚がありました。
しかし距離を重ねるごとに、私の足裏のアーチに沿ってインソールとミッドソールが微調整され、今では「足の一部」のようになっています。
クッションが潰れて硬くなった感覚は一切なく、むしろ長距離を歩いた時の疲労感は、新品の時よりも軽減されています。

新品のフワフワ感から、自分の足裏に吸い付く安定感へ!
ヘタるどころか、距離を重ねるほど「歩きやすさ」が進化していきます!
100km歩いて気付いた「唯一の気になる点」

100km歩いてみましたが、「これだけは欠点」と断言できるような致命的な部分は見つかりませんでした。
強いて挙げるなら、「真夏の炎天下では、足元に少し熱がこもりやすく感じる」という点くらいです。
860 v15は長距離を安定して歩くために、アッパー部分がしっかりと足を包み込むホールド構造になっています。
そのため、超軽量で薄手の夏用スニーカーと比べると、猛暑日の屋外ではどうしても少し熱がこもりやすい感覚がありました。
しかし、これは「歩きやすさと安定感のトレードオフ」です。
足首がブレない強固なホールド力があるからこそ、1日10km以上歩いても足が痛くなりません。
歩きやすさを犠牲にしてまで改善してほしいとは感じず、私にとっては十分に許容できる範囲のものでした。

絶賛だけのレビューは信用できませんよね!
強いて挙げるなら「真夏の熱こもり」ですが、それも高い安定感と引き換えなら納得のトレードオフです!
次は500kmへ。手入れをしながら一緒に歩き続けたい相棒

「100km歩いてみて、今もう一度靴を買うならどれを選びますか?」と聞かれたら、私は迷わず「今履いている、この860 v15を選びます」と答えます。
100km歩いた今でも、この860 v15は「まだまだ現役」です。
新品の頃のクッション性や見た目の美しさを維持できているのは、高い耐久性という靴本来のポテンシャルに加え、履き下ろし前のプレメンテと、帰宅後30秒のブラッシングを続けてきたからだと思っています。
▶【10年以上・20本愛用】防水スプレーはこれしか使わない。M.MOWBRAY プロテクターアルファレビュー

道具は、使い捨てではありません。
少しだけ手をかけることで、何倍もの時間を一緒に歩いてくれる最高の相棒になります。
私はこれからも、この860 v15と一緒に500km、1,000km、その先の景色まで歩いていくつもりです。
もし500km、1,000kmでどんな変化があったのか気になる方は、この記事も追記していきます。
お気に入りの一足は、「買って終わり」ではありません。
履いて、手入れをして、時間を重ねることで、本当の価値が生まれる。
私はそう思っています。

100点は目指さなくていい!
手入れをしながら95点をキープし続けること!
それが靴と長く付き合うコツです!
20年間ダナーライトしか履かなかった私が、New Balance「860 v15」を買った理由



