ダッチオーブンは1台で焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる・燻すなど幅広い調理に対応できるアイテムです。
アウトドアはもちろん、家の中でも使用でき、フタが重く密閉性が高いため無水調理もできます。
圧力鍋のように旨味を凝縮した美味しい料理を簡単に作ることができます。
そこで、ダッチオーブンの選び方とおすすめ5選を解説します。
この記事はこんな人におすすめです!

ダッチオーブンのおすすめは?

ダッチオーブンの選び方は?
・ダッチオーブンの選び方
・ダッチオーブンのおすすめ5選
上記3点から解説します。

ダッチオーブンの選び方とおすすめ5選を解説します!
これを読めばもうダッチオーブンで迷うことは無くなります!
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ダッチオーブンとは
ダッチオーブンとは、分厚い金属製の鍋で、炭火をのせられるように平らなフタにフチが付いたモノです。
もともとはアメリカの西部開拓時代に使用されていた伝統的な調理道具です。
「万能鍋」とも呼ばれており、焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる・燻すなど、1台で幅広い調理に対応できるのが魅力です。
炭火をのせればオーブンのように上下から同時に加熱できるので、ローストチキンやピザなどを焼くのにもおすすめです。
フタが平らなため、ひっくり返してフライパンのように使えるほか、鍋を重ねて調理することも可能です。
また、フタが重く密閉性が高いため食材から出た水蒸気を逃しにくく、圧力鍋のように旨味をギュッと凝縮した美味しい料理が仕上がります。
水を加えなくても食材から出た水分で調理する「無水調理」ができるのもダッチオーブンの特徴です。

ダッチオーブンは焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる・燻すなど1台で幅広い調理に対応できる「万能鍋」と呼ばれています。
ダッチオーブンの選び方
サイズを確認
ダッチオーブンを選ぶ際にはサイズの確認が重要です。
サイズは8インチ、10インチ、12インチが主流です。
用途にあわせて適切なサイズを選ぶようにしましょう。
初めてダッチオーブンを扱う場合には、10インチサイズの製品がおすすめです。
家庭用コンロにも収まる大きさでかさばりにくく、アウトドアから普段使いまでさまざまなシーンに対応できます。
自宅使用がメインならば8インチサイズの製品がおすすめです。
コンパクトなので家庭用コンロでも快適に調理でき、そのまま食卓にも並べられます。
一方、アウトドアシーンで大量の料理を作りたい場合には12インチサイズがおすすめです。
丸鶏1羽が収まるサイズなので、ローストチキンを作りたい場合にも適しています。
素材を確認
鋳鉄製
ダッチオーブンの素材として主流となっているのが鋳鉄製です。
高温で溶かした鋳鉄を鍋状の型に流し込んで作られたモノで、他素材に比べて厚く重量があり、蓄熱性と保温性に優れているのが特徴です。
食材をムラなく加熱できるのはもちろん、素材から出る水分を利用した「無水調理」も可能です。
旨味が凝縮した美味しい料理が仕上がります。
ただし、鋳鉄製のダッチオーブンは「シーズニング」という慣らし作業が必要です。
製品の多くは出荷時にサビ防止用のワックスなどが塗られているため、使用前に落として表面を油でコーティングします。
少しでも手間を減らしたい方はシーズニング不要のモデルがおすすめです。
鋳鉄製はサビやすく洗剤が使えないため毎回メンテナンスが欠かせないものの、アウトドアの醍醐味として愛好家から人気です。
しっかりメンテナンスすることで長持ちし、「ブラックポット」と呼ばれる黒く光るダッチオーブンへと育ちます。
育てる楽しみがあるのも鋳鉄製ならではのメリットです。
黒皮鉄板製
黒皮鉄板製のダッチオーブンは、製造工程中に鉄を約1200℃の高温で加熱した際に作られた、「黒皮」と呼ばれる「酸化皮膜」に守られているのが大きな特徴です。
酸化皮膜は表面が酸化して生成されているため、洗剤や金タワシでゴシゴシ洗っても劣化しにくいことが魅力です。
赤サビが発生しにくいメリットもありますが、酸化皮膜で保護されているとはいえ完全なサビ防止ではないのでメンテナンスは欠かせません。
使用後は洗って乾かし、油を塗りましょう。
使い始めはサビ止め用のワックスが塗られているため、シーズニングが必要です。
また、1枚の鉄板をプレス成型して作られており、衝撃や急な温度変化に強いタフさを備えているのも黒皮鉄板製のメリットです。
業務用の中華鍋やフライパンなどにも使用されている素材で、油なじみがよく熱伝導率が高いのも特徴のひとつです。
ステンレス製
鋳鉄製や黒皮鉄板製に比べて扱いやすいのがステンレス製のダッチオーブンです。
使用前のシーズニングや調理後に油をなじませるなど特別なメンテナンスが必要ないことも魅力です。
食器用洗剤で洗うだけとお手入れが簡単なので、手間を省きたい方や初心者におすすめです。
また、ステンレスはサビに強いのが特徴です。
余った料理を保存容器や皿に移し替える必要がなく、料理を入れたまま保管でき、そのまま再加熱できます。
家庭用のガスコンロやIHヒーター、電気プレートといった熱源に対応しているモデルが多いため、自宅でもダッチオーブン料理を楽しめるのが魅力です。
その他
ダッチオーブンの素材は鋳鉄製や黒皮鉄板のほかに、ダクタイル鋳鉄製などがあります。
ダクタイル鋳鉄製は「強靭な」という意味の名の通り、衝撃やヒートショックに強いのが特徴です。
また薄さと軽量化を実現しつつ、鉄器ならではの保温性と蓄熱性を備えているため食材の芯までしっかり火が通ります。
取り扱いメーカーが少なく他素材に比べて価格は高めですが、シーズニングなどお手入れがラクなのもおすすめのポイントです。

「サイズ」「素材」の2点がダッチオーブンを選ぶ際に重要なポイントです!
ダッチオーブンのおすすめ5選
上記でダッチオーブンの選び方を解説したのですが、実際のところたくさんある中から探すの面倒ですよね?
安心してください!アウトドアはもちろん家内外問わずダッチオーブンをヘビーユーズしている筆者が「The Anser」を提示します!
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筆者が実際に使用している厳選したダッチオーブンを5つ紹介します!
LODGE キャンプオーヴン 10インチ L10CO3
「LODGE キャンプオーヴン 10インチ L10CO3」は炭や豆炭を使ってさまざまな料理が作れるキャンプ用の脚付きダッチオーブンです。
4本脚で炭の上に置いても安定するため、安全に使用できます。
フチ付きのフタの上に炭をのせて上下から加熱することも可能です。
食材をじっくり加熱できる鋳物製の特徴を活かし、旨味を凝縮した美味しいローストビーフやチキンの丸焼きが作れます。
フタを裏返すと鉄板としても使用できるので、朝ごはんの目玉焼きやベーコンを焼くのに便利です。
容量は3.8Lで4~5人分の料理を作るのに適しています。
シーズニング済みで慣らし作業不要のため、購入後はお湯で洗えばすぐに使用することが可能です。
使用後は洗って乾かしてから油を塗るだけなので、手入れも簡単にできます。
・素材:鋳鉄製
LODGE キッチンオーヴン 10 1/4インチ L8DO3
「LODGE キッチンオーヴン 10 1/4インチ L8DO3」は持ち手が長くて扱いやすいダッチオーブンです。
持ち手の中心に厚みがあり、熱が伝わりにくいのもポイントです。
脚がなく底が平らなため、家庭のキッチンでもさまざまなオーブン料理が作れます。
シンプルで無駄のないデザインもおしゃれです。
5mm厚の鋳鉄を採用しており、熱制御力が高いのも魅力。それぞれの食材に合った温度で加熱できるため、美味しく調理できます。
シーズニング済みで慣らし作業は不要です。
アウトドア料理や家庭料理にワンランク上の仕上がりを求める方におすすめの製品です。
・素材:鋳鉄製
SOTO ステンレスダッチオーブン 10インチハーフ ST-910HF
「SOTO ステンレスダッチオーブン 10インチハーフ ST-910HF」は4mm厚のステンレスを採用したダッチオーブンです。
余熱調理にも適しているので、鍋料理やオーブン料理にぴったりです。
浅型タイプで魚や肉などの高さがない食材にムラなく熱を通せます。
フタを裏返せばフライパンとしても使えるので、炒め物などに便利です。
底が平らなので家庭のガスコンロやIHでも使用できます。
蓄熱性を利用してピザやケーキも焼けるので、料理のレパートリーを広げたい方におすすめです。
ステンレスは衝撃に強く温度変化に左右されないため、移動しやすく使う場所も選びません。
機能性が高くて扱いやすいダッチオーブンです。
・素材:ステンレス製
SOTO ステンレスダッチオーブン 8インチ ST-908
「SOTO ステンレスダッチオーブン 8インチ ST-908」はオール熱源対応のダッチオーブンを探している方におすすめの製品です。
ガスコンロはもちろん、IHや電気プレートでも使えます。
コンパクトな8インチサイズで収納場所を取らないのもポイントです。
2~3人分の煮込み料理やオーブン料理を作るのにちょうどよいサイズです。
丈夫でサビに強いステンレスを採用しており、耐久性が高いのが魅力です。
シーズニング不要のため、手間をかけずに使えます。
付属の底網を使えばふっくらした蒸し料理を作ることが可能です。
フタを裏返すとフライパンになるため、家庭でもキャンプでもさまざまなレシピを作れます。
・素材:ステンレス製
Coleman ダッチオーブン 10インチ 170-9392
「Coleman ダッチオーブン 10インチ 170-9392」は植物性オイル仕上げでシーズニング不要のダッチオーブンです。
購入してすぐに調理ができるため、初めてダッチオーブンを買う方やシーズニングが面倒な方におすすめです。
家庭でも使いやすい10インチサイズで4人分程度の料理を作るのに最適です。
脚なしタイプでガスコンロやバーナーでも使用できます。
フチ付きのフタに炭をのせて上からも加熱することが可能です。
リッドリフターが付属しているため、フタが熱くても安全に持ち上げられます。
ダッチオーブンと付属品をまとめて入れられる収納ケースも付いており持ち運びに便利です。
重厚感のあるおしゃれなデザインも魅力です。
・素材:鋳鉄製

上記5点が実際に筆者が使用しているダッチオーブンです!
ダッチオーブンを使うだけで料理はぐっと美味しくなりますよ!
ダッチオーブンは1台でほとんどの調理が可能な万能鍋
以上がダッチオーブンの選び方とおすすめ5選の解説でした。
ダッチオーブンは「万能鍋」とも呼ばれており、焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる・燻すなど、1台で幅広い調理に対応できるのが魅力です!
また、フタが重く密閉性が高いため食材から出た水蒸気を逃しにくく、圧力鍋のように旨味をギュッと凝縮した美味しい料理が仕上がります。
水を加えなくても食材から出た水分で調理する「無水調理」ができるのもダッチオーブンのポイントです。
是非、お気に入りの1台を選んでみてください。

ダッチオーブンはキャンプはもちろん家の中でも大活躍間違い無しのアイテムです!
ダッチオーブンで調理すると料理がグッと美味しくなりますよ!
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